昨日読んだ本 - 『人類は衰退しました (4)』

2009/05/24

『人退』も最新刊まで読み終えたのだった。1時間かそこらで読めるお手軽さがグッド。

ただ,今回はちと設定の詰めが甘かったんでねいかな……と,つらつら。Amazon の書評を見ると,好評価もあるので,人によりけりなんだろうけれども。

今回は,2巻と同じく2部構成になっています。1部は「妖精さんの、ひみつのこうじょう」で,2部は「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」。1部の「ひみつのこうじょう」の方は矛盾なく進んだんですけれど,どうも2部の「ひょうりゅうせいかつ」の方は,これまでの「妖精さん」の設定が微妙に変わっていて戸惑ってしまいました。

「ひょうりゅうせいかつ」は,妖精さんの国づくりの話。何もないところから妖精さんなりに文明を作り上げるところが描写されています。ただこれ,国づくりが目的的になってしまっていて,これまでと描写が異なっている気がします。これまでも妖精さんは,すごいテクをがんがん使って,文明っぽいもんを作ってたわけなんですけど,これはあくまでも「ノリ」とか「気分」とかで作ってるもんだったのでした。いや,当初の設定では。

もちろん,本作でも,妖精さんの重要度あたりから,「気分」で国を作ってるんだなってのは伺えるんですけどね。どうも,サバイバル話はそれだけで目的的になってしまうようで,妖精さんもそれなりに必死だった感じ。いい加減さがあまり生きていなかった気がします。

一方,1部の「ひみつのこうじょう」の方は,SF 的な読み物として普通に楽しめます。オチが読めちゃったところがちと残念といったところか。

とりあえず,最新刊まで読んだですよ。次巻も楽しみ。

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