直接お金になるような情報はネットに載らないの原則

2009/05/05

『ウェブはバカと暇人のもの』を読んで,ちと思ったんだけれども忘れていたこと。

ここにこんな記述があります。

『ウェブはバカと暇人のもの』

その一方、年収が高く、リアルな世界で忙しい人たちも当然ネットを使いこなすが、それはあくまで情報収集のためである。暇つぶしではなく、明確な目的があるのだ。

暇な人たちがせっせと構築してくれた情報を、効率よいグーグル検索と数回のクリック、そしてコピー&ペーストであらよっと入手し、それを説得材料や補強材料のひとつとして企画書などに反映させる。「最近できた○○ショッピングセンターの評判はですねぇ、たとえばですねぇ……」などとプレゼンをして、社内プロジェクトを推進したり、クライアントからお金を引き出したりするわけだ。

ヤスい仕事してんじゃねーよ。とも思うんだけれども,こゆボロい仕事をしてる人は結構いる。特に,「ネットコンサル」なるわけの分からん肩書きの人の言うことはひどい。そして,だまされてる人間も多い。

先日,友人が経営しているトコにも,このわけの分からんネットコンサルから連絡があったようで,なんでも,検索結果と一緒に,あなたの事業所を Google Maps で表示させるように Google に申請してあげる,とかいった申請代行の話だったらしい。1件6万円近くするらしいそのサービス,ボタンをちょちょいとやれば個人でも簡単に申請できてしまいます。申請するだけなら無料だし,まともな事業所ならまず登録される。時給どんだけだよ,みたいな。

「リアルな世界で忙しい人たち」つのは,いかにもかっこよさげだけれども,実は上のようなボロくてアコギな便乗商法で稼いでる(人もいる)。ま,だまされる人も悪いんだが。ちなみに,友人は自分で申請して Google Maps を表示させるようにしたらしい。

一方,ネット上に情報を書き込んでいる人(あたし)からすると,読んで直接お金になるようなことは書いていなかったりします。当たり前ですよね。勤めている会社のプロジェクトだったら NDA に引っかかるし,そうでなくても,技術周りでお金になりそうな話は,情報としても不確かなところがあるから(実験や試行の最中だったりする),不特定多数に公表することはできません。

技術周りの話の場合,ネット上の情報はお金にならない公知(既知)の情報だと思った方がいい。お金にするには,自分であともう少し考えないといけません。大体,みんなが知らないことをやるから,お金になるんだし。

また,これは技術周りの話に限らないけれども,ネット上の情報はある意味インデックスのようなもので,物事を薄く広く扱っているだけだったりします。公的機関の資料や,法律上開示が義務付けられている資料なんかまで裏を取る必要はないけれど,その他の情報については,原則としてネットとは別のソースで裏付けしないと,危なくて使えない。でも,こゆ有象無象が作った情報をお金にしちゃう人がいるんですね。それもある意味テクだとは思うんだけれど。

引用のような「リアルな世界で忙しい」コピペ厨は,ネットリテラシが低いので,本来的には論外なんですけれど,こゆ人は割といる。で,そゆ人かは,話を聞いててすぐ分かります。また,個人的に,コンサルやマーケターが提出する資料を見るときは,まず,資料の出典を見るべきだとも思う。URL ばっかだと激萎え。

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