今日読んだ本 - 『人類は衰退しました 2』

2009/04/24

面白かったからまた紹介しよう。

人類は衰退しました 2 田中ロミオ 小学館 2007年

あたしゃ SF とかあまり興味ない……というか,SF 畑で育った経験がないんですけど,Amazon の書評では,SF の文脈で読まれているらしいです。SF として成立してるか,とか,SF として楽しめるか,とかについては,よく分からないけれども,ともかくロミオ節はうますぎる。さらっと,気の利いたことを書いているのが,いいんだよな。きっと。

机に向かい、本棚から『これからはじめるCOBOL~学べば一生飯が食える』『神の投資術~楽して一億ゲットするオリュンポスの錬金術』『人はなぜ見た目が九割なのだろうか?』『バカの品格』『このライトノベルを書く完全読本』などの堅そうな教養書を抜き出し、読み始めました。

※強調はaian

[2] 人類は衰退しました. 2. 田中ロミオ. 小学館. 2007年. p132.

とか,

なんだろう、と思いながらバールのようなものでこじ開けました。

※強調はaian

[3] 人類は衰退しました. 2. 田中ロミオ. 小学館. 2007年. p175.

とか,知ってる人が見るとニヤニヤしてしまうネタがあちこちにあったりします。『これからはじめるCOBOL~学べば一生飯が食える』は,ややわざとらしいものの,吹きそうになってしまった。多分,あたしの知らないところでも,くっくっと笑っている人がいるはず。

本作は二部に分かれているんですけれど,作品全体で認識論の入れ子構造があったりします。つまるところ,「人間から見た妖精さん」や「妖精さんから見た人間さん」とか,「知能指数3から見た妖精さん」とかいった入れ子構造です。これは1巻にもあった。

で,面白いと思うのは,文体や表現についてもこの入れ子構造があてはまっているということ。普通のお子さんがさらっと読むと,普通の童話っぽく読めるんですけれど,「バールのようなもの」に反応するようなコアな読み方もできれば,コテコテのラノベとしても読めるといった具合。著者さんが狙っているかどうかは知らないけれど,これはちと体験してもらいたい。

まったりニヤニヤするのにはいい話です。

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