「苦肉の策」は「狗肉の策」だと信じて疑わなかった日々

2008/10/25

もうずいぶん前に矯正されたんですけれど,「苦肉の策」は「狗肉の策」だとばかり思っていました。大学生になるまで直ってなかった。「くにくのさく」は,

苦肉計(くにくけい、くにくのけい)とは、兵法三十六計の第三十四計にあたる戦術。人間は自分を傷つけることはない、と思い込む心理を突いた計略である。現在では苦肉の策(くにくのさく)という言葉で残っている。これは自分や味方を苦しめてまで相手を欺くこと、さらに苦し紛れに生み出した手段のことを言う。

ということらしい。そんなに徳の高い意味があったのか。

では,「狗肉の策」とはどういう意味なのか。これは以前友人からも聞かれたのでした。

羊頭狗肉というように,狗肉(犬の肉)なるもんがあまりいい肉じゃないということは,ご存知だと思います。今日冷蔵庫を明けたら,羊の肉がない。代わりにあったのは,一片の狗肉だけ。今日はお客様が来る日だし,どうしましょう。犬の肉なんてお出しできないわ。とかいったシチュエーションがあるわけです。うん,あるのです。

で,どうしたのかというと,本意ではないものの,狗肉を出すことにしたのです。これでなんとかやり過ごそう,と……。まさしく苦肉の策で狗肉を出す,「狗肉の策」。

そういえば,Wikipedia を見ると,意味が語源とは違いますね。けど,苦肉の策には「苦し紛れに講じた策」という意味もあるはず(というかそっちの意味の方が一般的なような)。「苦肉の策」から苦し紛れは出てこないだろう。むしろ,「狗肉の策」の方がぴったりくるような気すら……(しないか)。

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