Software Design を読まなくなった理由 - あるいはコアなプログラミング雑誌が欲しいの話

2008/09/21

書店に行ったら今月号の Software Design があったんですけど,結局買わずに帰ってきてしまいました。なんだか食指が動かない。2000年頃は毎月読んでたんですけどね。なんででしょ。

おそらく,読まなくなっちゃった理由は,ネットが代替になって云々とかとかいった話ではなくて,ネタがシステム管理やインフラ中心になってしまったからなんだと思います。個人的に,インフラ関係の話は二の次で,プログラミング周りの話を読みたいもんで,プログラミングを扱っている時だけつまみ食いするように読んでいる感じがします。Software Design のシス管中心の傾向は,ここ数年続いているようで,今月号も,第1特集が大規模 Web システム構築ということになっています。ロードバランサやレプリケーション,バックアップといった話。

一方,第2特集は「UNIXプログラミングツールをマスターせよ 2008」ということで,プログラミングが特集になっています。けれど,GNU Global の使い方や diff(1) や patch(1) の使い方なんてのは,UNIX でプログラミングしている向きにとってみると,おなじみすぎるほどおなじみな話です。改めて買う気が起きませんでした。どうしてこんなにプログラミングネタが少なくなっちゃったんだろう,元から少なかったっけ。

考えてみると,パソコン雑誌の中で純粋にプログラミングを扱ったものって,案外少ない気がします。というか,「C Magazine」が2006年になくなってからは,皆無になってしまったんじゃないだろうか。「日経ソフトウエア」はプログラミングを中心に扱った雑誌だけれど,初心者向けの入門記事が中心だし,「WEB+DB PRESS」は,ウェブサービスを扱うものが中心になっているので,ミドルウェアの実装(設定ではない)なんかについては扱っていません。

一般書籍についても,入門書やフレームワークの使用法本はたくさん出るものの,特定のアルゴリズムを掘り下げた本や,基本アーキテクチャの話題を扱った本はほとんど出ません。書き手がいないからなのか。それとも読み手がいないからなのか。

以前このサイトで,『Cプログラムの中身がわかる本』や『Binary Hacks』を紹介したんですけれど,この手の話題には,ある程度の需要はあるみたいです。けど,売り上げランキングの低さを見ても分かるとおり,プログラマに「すら」あまり読まれていない様子。

なんだか,もう少しコアなプログラミング雑誌があってもいいと思うんですけどね。あたしの周りの人に「C Magazine」のバックナンバーを全部持っていて,今でも時々読み返してるって人がいるんですけど,あたしも集めてみようかしらん。

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