今日読んだマンガ - 『トムソーヤ』

2008/04/30

買ったきり読んでないマンガが何冊かあるので,今ぼちぼち読んでます。それにしても今回のはよかった。『トムソーヤ』は,『最終兵器彼女』や『いいひと』でおなじみ,高橋しん氏の作品。

中学生時分の夏は,まるで永遠みたいです。今日も明日も明後日も,同じ日差しの日々が続いていくかのような感覚。あれってなんだったんでしょうね。なんだか,本書を読んでて思い出しちゃいました。ロクでもないことやってたなぁ……と。

こういう感覚を思い出させる作品ってのは,そうそうなくて,久しぶりに読んだ感じがします。子供の夏を描く作品はたしかに多い。けど,そのほとんどは,あの頃特有の危うげな感じが欠落している。おそらくそれは,「子供と大人の関わり合い」の描き方にあるんだと思います。ここでの「関わり合い」には,子供の外部にいる大人(親・教師)はもちろん,子供の内部にいる大人(これからなろうとしている自分)との関わり合いも含みます。思春期の夏は,大人との関わり方が大きなテーマとして持ち上がる。

あの時期は,大人を疑似体験しているようでもあり,子供の特権(夏休み)を謳歌しているようでもあり,なんとも不安定で危うげです。本作品では,そこら辺のアレコレが,大人である(はずの)ヒロインを交えて丁寧に描かれています。

こりゃ夏に読んだらヤバイな。

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