ウケがいい技術ネタを読み直してウケがいい理由を考える

2006/05/19

どんな記事がこのサイトでよく参照されているんだろう,と思って Analog の結果から上位15エントリを挙げてみました。時間的な重みを加味していないので(※サイトで晒されている期間が長ければ,当然アクセス数は上がってしまうというコト),あくまでも参考程度なんですけれど,ある程度の傾向は見てとれると思います。

ここに挙げたエントリは,いずれも1日に1回はアクセスがあるようで,昔の記事でもいまだによく参照されているようです。「報道ステーション」ネタがなんでベスト10に入っているのかは謎なんですが。

ランキングを見たところ,当たり前のことながら,有名なサイトからリンクしていだだいたエントリは,アクセス数が上がるわけで,記事自体に何かめぼしい要素があるわけじゃなさそうです。その一方で,技術ネタに限ってみると,how to モノが目立っているみたい。中でも,ランキングから漏れた他のエントリと比べると,以下のような傾向が伺えます。

  • 周辺の体系的(基礎的)な知識に関連付けて書いている

  • 手を動かすべきテーマでは実際に手を動かしている

他にも,「たくさんの人が興味を持っている」とか「そのテーマを扱っている記事が他にあまりない」とかいった要素もあるんでしょうけれど,それは技術ネタに限った話じゃないので措いておきます。

で,後者の「手を動かすべき云々」という点は,読者さんに実際に作業した証拠を見せる,といった意味で,エントリにリアリティがあるのかないのか,といった話なんだと思います。一方,前者の「体系的な知識云々」については,周辺の知識もあるから参照するのに便利……といったところでしょうか。単純に情報の量が多いから,ってだけかもしれません。実際,こっち要素については理由があまり分かりません。

体系的な知識というのは,例えば,Manpage や仕様書に書かれているような基礎的な情報や,とりあえずエントリを読む上で必要になる文脈(どこの話をしているのか,という話)のことです。こういった知識の大半は,大抵 Manpage やオンラインヘルプを読めば分かることなので,エントリを無駄に長くしている気もしたりして……。

実際のところは分からないけれども,自分が読み手になったとして考えてみると,おそらく,こういった体系的な話(前提になる話)は,無いよりもあった方が多数を巻き込めるところがあるのかもしれません。「前提の話はよく知らないけれど,なんとなく興味がある」という人の場合,前提を踏まえるだけで疲れちゃう,ってことはありそうですから,こうした文脈を添えるとウケがいい,と。反対に,「知っている人にとってはウザい」,という欠点もありそうですけど。

他方で,書き手として体系的な知識を書くのはなんでかというと,単純に自分がその知識を確認しておきたいだけだからだったりします。長めのエントリを書くときは,大抵自分も勉強しているもんで,他人様に説明している体裁をとってはいるものの,むしろ「自分に言い聞かせている」ところがあるんですね(how to 的なエントリの大半はそうなんでしょうけど)。

ともあれ,技術ネタでウケがよくなる要素は,憶測止まりながら,なんとなく分かった気がします。「体系的な知識」であれ「手を動かす」云々であれ,まともにやると時間がかかるから,毎回やっているわけにはいかないんですが。

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