松永貴志 Japan Tour 2005 に行ってきた

2005/09/17

レンガ色が映えるのか,秋になると横浜の街はなんとなくセピア色になってきて,ジャズが似合う風景になってきます。涼しくなった街をゆっくり歩けるようになって,自然と街中の演奏を聴く機会が増えるからかもしれません。

ちょうどそんな折,ラジオで松永貴志が関内ホール(横浜)に来ると告知しているのを聞いて,早速聴きに行ってきました。若手ながら,東京 JAZZ 2003 で Herbie Hancock と共演したり,Takashi Matsunaga NY Trio を率いていたりする実力派です(参照:「松永貴志-公式ページ」)。「報道ステーション」のオープニング曲(「OPEN MIND」)を作った人といえば,ピンと来る人もいるかもしれません。

ラジオを聞いていて知ったんですけれど,このトリオ,松永貴志(p)が19才(!),エリック・ハーランド(ds)とウゴナ・オケグォ(b)が,それぞれ28才と43才といった具合で,メンバーの年代割と離れているんですね。世代を飛び越えたパフォーマンスがどんなモノなのかってのも楽しみにして聴きに行ってきました。

あたしの場合,松永貴志の「天才現る!」な評判は何度か聞くことがあったんですけれど,本格的に聴いたのは録音も含めて今回が初めてでした。ラグフェアの深夜番組に出ていたのを,ちょっと見たことがあるようなないような……といった感じ。告知していたラジオ番組で1曲流れていたけれど,評判が先行していたせいか,当初はゴリゴリのピアノチューンを聴くことになるんだと思っていました。

実際の演奏はというと,1曲目(まだ題名がないらしい)を聴いて,超絶技巧にびっくり。たしかに評判通りです……。もっとも,だからといって,曲全体がゴリゴリの「超絶ピアノ技巧曲」になるというもんでもなくて,ピアノを受け止めるリズム隊もガッツリと骨太のグルーヴを紡ぎだしていきます。特に,エリック・ハーランドの反応がエラくよくて,この反応の良さが全体をまとめ上げている感じがしました(ドラムやってたからドラム中心で聴いちゃうんですけど……)。そんなわけで,この三人組からは,気持ちのいいグルーヴがモリモリモリモリ……ファンキーなチューンもあれば,スタンダードな 4 beat もありと,手数も多彩で楽しめました。

一方で,今回は新曲も多かったみたいで,題名がが付いていない曲も随分と演奏していました。中には,「ごっつええ感じ」の DVD に出ていたオチの効果音から思いついた,なんて曲も……(「『ダダダダンッダンッダンッ!』って効果音だから,今のところこの曲は『ダダダダンッダンッダンッ!』にしておきます」だそうです……)。あたしにとってはほとんどが新曲だったわけですけれど,以前から聴いている向きも今回のツアーは楽しめるかもしれません。

余韻に浸りながらフラフラ帰る途中,関内駅の高架下で学生が「Straight No Chaser」を演っていました。そろそろ秋が始まりますね……今シーズンはもう1回くらいライブに行きたいもんです。

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