ひとりチャット

2004/09/14

チャットのお相手、実は人工知能プログラム?」(Wired News Japan

人工知能とお話するというのは楽しいけれど,プログラムの後ろに人間がいるってのは,聞き耳を立てられているようで嫌な感じ……。もちろん,人間同士でチャットしていても,聞き耳は立てられているんでしょうけれど,プログラムと話している様子を垣間見られるというのは,個人情報云々とかいう以前に恥ずかしいです。

ともあれ,こういう話を聞くと,その昔よく耳にした(近頃昔話ばっかだなぁ……),「人工無能」を思い出します。プロンプトに適当な会話文を入力すると,プログラムがこれまた適当な文章を作って返すというものでした。初めに,「あなたのお名前は?」と聞いてくるので名前を入力します。やめたくなったら,「ばいばい」と入力するんです。たしか,Emacs にも同じようなプログラムがオマケで付いてきますよね。

人工無能は AIAN も,BASIC をいぢり始めた頃に作った記憶があります。MSX Magazine に載っていた MSX BASIC の人工無能を ,PC-8801 の N88-BASIC 版に移植したのでした。中学生の貧乏人は,N88-BASIC のリファレンス本を買えなかったので,立ち読みに立ち読みを重ねていたことを覚えています。

今で言うなら,臓器移植……ちょっと違うけど……。

CAB の場合,「人工無能」よりは賢いんでしょうけれど,悪用されたときのことを考えると,ちょっと深刻なのかもしれません。

オレオレ詐欺ならぬ,AIM 詐欺みたいな感じ……。わざわざ電話をかけるのと比べてテクニックはいらないし(コンピュータがやってくれる),クライアントプログラムを立ち上げておくだけなので,人手もかかりません。ちょっとお色気を入れた会話文でも仕込んでおけば,個人情報がガッポガッポなんてことも夢じゃないかも知れません(冗談ですよ……念のため……)。

そういえば,当時の人工無能プログラムを思い出すと,どれも,HAL やナイトライダーのようなメカキャラか,いかにも頭の弱そうな(無能ですから)「萌え」少女がキャラクターになっていた気がします。

人工無能> オナマエ ヲ ドウゾ<?br?>
あなた > あいあん です<?br?>
人工無能> コンニチハ あいあん サン<?br?>
あいあん> どうも<?br?>
人工無能> 「どうも」…?ワカリマセン

とか,

人工無能> ゆべし? 「ゆべし」 って なぁに ?<?br?>
あいあん> ゆべし は もち だよ<?br?>
人工無能> もち? 「もち」わからなぁーい!<?br?>
あいあん> もち は おいしい よ<?br?>
人工無能> りんご は おいしい ねぇー

みたいな感じ……。作品は作り手の内面を反映するんでしょうか……。

逆に考えると,こういう「イカニモ」なキャラクターは,人工無能であることがはっきりしているので,詐欺には向かないはずです。普通の人が書きそうな言い回しだったら,騙される人がいても不思議じゃないですね。

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