ウェブアクセシビリティを計ってみる

2004/07/19

IBM、ウェブサイトのアクセシビリティチェッカー『aDesigner』をリリース」(スラッシュドット ジャパン

日本ではあまり馴染みがないかもしれないけれど,アメリカあたりでは,「ウェブアクセシビリティ」なる概念がウェブデザインに欠かせなくなっているそうです。ウェブアクセシビリティってのは,詰まるところ,誰がサイトにアクセスしても,情報を得ることができるようにしなければいけないというもので,標準は,World Wide Web Consortium (W3C)Web Accessibility Initiative (WAI) で策定されています。Tim Berners-Lee によると,

The power of the Web is in its universality. Access by everyone regardless of disability is an essential aspect.

だそうなので,アクセシビリティは,彼が理想としている「Web」の本質といってもよさそうです。

世の中にはいろいろな人がいるわけで,なるべく多くの人がサイトにアクセスできるってのは,大切なことだと思います。うちみたいな辺鄙なサイトだったらともかく,公的なサイトだったらなおさらです。

aDesigner はウェブアクセシビリティをチェックする Java アプリケーションです。一時期,Another HTML lint gateway みたいな HTML の妥当性チェッカが流行ったことがあるけれど,そのアクセシビリティ版だと思えばいいです。

さて,qune が辺鄙なサイトだとはいっても,自分のサイトがどれくらいアクセスしやすいのかは見てみたいものです。結果は,いくつか問題があるものの,音声モードで Page Ranking A,ロービジョンモード(色弱・色盲の方用)で Page Ranking B と出ました。まずまずでしょうか。

ここでは,致命的なエラーが少なかったから直すつもりは無いんですけど,これが企業や官公庁だったらちょっとしたビジネスになりそうですね。

せっかくインストールしたから,他のサイトのアクセシビリティも見てみました。個人様のサイトだと迷惑がかかるので,官公庁や公共団体,一部上場企業のサイト等々です。音声モードとロービジョンモードのランキングを見てみると……

といったところです。トップページを調べただけだから一概には言えないけれど,大体の傾向はつかめるんじゃないでしょうか。トップページといえば,Sony のトップページ(http://www.sony.co.jp/)は音声モードで A+ になっているけれど,Flash をインストールしていないと,無意味なページだったりします。結局,細かいところは,人間が調べるしかないのかもしれませんね。

巷に出回っているウェブデザイン関係の雑誌でも,ようやくアクセシビリティに対する理解が深まってきたようです。カッコイイけれど使える人が限られているサイトと,多少見栄えが悪くてもみんなが利用できるサイトだったら,後者の方がマシです。独り善がりは格好悪いってことに,そろそろ気づいた方がいいのかもしれません(あたしも含めて)。

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